出前館へ新規出店をお考えの店舗様向けに出前館に出店するメリットとデメリットをお伝えいたします。
目次
複数のフードデリバリーサービスを同時に使っている飲食店の方に伺った「出前館に出店して良かった点」を以下へ記します。
という声が多くなります。
1つずつ掘り下げてみます。
出前館はWEB登録により出店が可能です。
出店時に出店費用や加盟料などが一切かからないため、気兼ねなく出店できる点が魅力的です。
毎月の固定費はかからず、出前館で売れた金額に対して35%+決済手数料3%(以下)のみ発生する仕組みです。
あまり好ましくありませんが、全く売れなければ1円もかかりません。
お店が忙しい時期だけ出前館を一時休止することができ、その期間にコストが発生しないことは魅力的です。
※解約料もかかりません。
出前館に掲載する料理の写真を出前館が派遣するプロのカメラマンへ依頼することが可能です。
通常、依頼すると数万円近くかかる費用を出前館が全額負担してくれる点がメリットです。
※店舗様ご自身のスマホで撮影も可能です。
出前館に出店後、わからないことがあった場合、深夜対応に応じてもらえる点が魅力的です。
注文に対する質問や技術的な質問にも電話サポートを受けられるため、慌てずに解決できて安心です。
逆に出店するうえで他のサービスよりも若干劣っていると言われる点を以下へ記します。
などの声がございます。
1つずつ掘り下げてみます。
出前館は売れたら売れた分だけ課金される仕組みです。
出前館の課金制度は、
がかかります。
配達代行手数料とは、出前館の配達員を利用するための費用および出前館のシステム利用料だと考えられます。
たとえば、1,500円の売上に対して35%の525円がマイナスされた状態で入金される仕組みです。
さらに、決済手数料が3%未満かかるため、出前館で注文されるお客様がクレジットカード決済やスマホ決済等で行った場合、1,500円に対して最大45円程度の決済手数料がマイナスされる仕組みです。
35%の手数料とは別に決済手数料がかかるため、他のデリバリーサービスに比べて割高に感じる店舗様が多い様子です。
出前館の入金サイクルは
月末締、翌5営業日以内となります。
つまり、1か月に1回まとめて銀行口座へ振り込まれます。
1か月に1回の入金サイクルだと資金繰りの面でデメリットと感じる店舗様がいらっしゃいます。
※他のデリバリーサービス(Uber Eats など)では、1週間に1回の入金サイクルとなっております。
他のデリバリーサービスと比べて、若干使いづらいと思われる方がいらっしゃいます。
特に日常的に使用するタブレットから休日設定ができなかったり、パパっと済ませたいことがパソコンでないと設定できない仕様になっていたりして、やや扱いづらいという声が寄せられています。
配達時に出前館が指定した赤いキャップを被らなければペナルティーがあったりと、企業ルールが厳しく、配達員が毛嫌いするような風潮がございました。
そのような影響もあり、配達員の稼働率が低下してしまい、需要はあるのに運べない状況(オーダーストップ)が続きました。
現在は解消されつつありますが、配達員不足のため、悪天候の日はオーダーストップしやすくなっております。
出前館に出店する際は、他のデリバリーサービスと同様にWEB申し込みとなります。
申し込み後に出店審査があり、以下の出店条件に注意が必要です。
が最低条件となります。(すべて満たす必要がある)
詳しくは以下のページをご確認ください。
出前館のエリアを確認したい方は以下のページをご確認ください。
よくある質問ですが、出前館はUber Eats と何が違うの?と思われる方がいらっしゃいます。
出前館とUber Eats の主な違いを表にまとめました。
Uber Eats | 出前館 | |
初期費用 | 0円 ※キャンペーン期間中のみ | 0円 |
手数料 | 配達35% テイクアウト12% | 配達35% 決済手数料最大3% |
その他費用 | 写真撮影(任意)13,000円 タブレットレンタル(任意)22,500円 | タブレットレンタル(任意)月々2,000円 |
支払日 | 毎週 | 毎月 |
入金日 | 週末締、翌週3営業日程度 | 月末締、翌5営業日以内 |
最低出品数 | 5品 | 10品 |
登録方法 | WEB登録のみ | WEB登録のみ |
出店前相談 | なし | なし |
配達方法 | 配達パートナー or 自社配送 | 配達員 or 自社配送 |
対応エリア | 47都道府県 | 47都道府県 |
詳しくは以下のページをご確認ください。その他サービスの特徴など解説しております。
Uber Eats へ出店する方法は出前館と同じくWEB登録となります。
Uber Eats の出店条件は、営業日および営業時間の面で出前館と少し異なります。
基本的に週4日以上の稼働を求められますが、店内飲食等が忙しいときはタブレットから一時休止することも可能です。
Uber Eats のエリアを確認したい方は以下のページをご確認ください。
どちらのほうが確実に儲かるとは言い切れませんが、出店する場所=お店の場所によって、出前館が向いている地域、Uber Eats が向いている地域に分かれます。
当社では、出店および運営をサポートしている加盟店のデータに基づき、以下のような情報をご案内しております。
Uber Eats | 出前館 | |
客層 | 単身、家族、20代~40代が多い印象 | 単身、家族、30代~50代が多い印象 |
客単価 | 1,500円~2,000円前後 | 2,000円~2,500円前後 |
配達員の数 | 出前館よりも多い傾向にある | Uber Eats よりも少ない傾向にある |
地域によって異なりますが、東京都内のデータでは、Uber Eats は若者単品オーダーが多く、出前館は家族注文が多いイメージです。
出前館はインターネットが家庭に普及し始めた1999年から日本にあるサービスで、年齢層が高めの方々に認知されている点が強みです。
出前館を使用するユーザーは年齢層が高いというデータがあり、年齢層に比例して世帯収入も上がり、客単価も上がる傾向にありそうです。
一方で、Uber Eats は、若者をターゲットにしたインターネット広告やマクドナルドとのコラボCM等により若者のファンを多く獲得しております。
Uber Eats を使用するお客様層は、20代~40代が多い傾向にあり、1品から気兼ねなく注文できるシステムが強みとなります。
より具体的な特徴を知りたい方は以下のページをご確認ください。
出前館を新たに始める飲食店様は、同時Uber Eats にも申し込みを行うケースがほとんどです。
理由としては、どちらも同じオペレーションのため、2つ以上同時に加盟しても取り扱いに困ることはないためです。
さきほども少し触れましたが、出店するエリアによって、出前館が向いている地域、Uber Eats が向いている地域に分かれますので、ひとまず両方登録してみて様子を見てみる。という考えが多くなっております。
実際にやってみて負担が大きくなってしまった場合には、どちらも費用をかけずに一時休止できますので、ぜひご検討ください。