今回は東京池袋エリアにあるタピオカドリンクを専門に扱う加盟店舗のオーナー様よりお話を伺いました。
池袋駅ちかくに路面店をオープンして2年目のタピオカ屋さん。2年目とは思えないほど活気があって、店内で「これが美味しい!」「わたしこっちも好き!」と売れ筋ランキングのPOPをみて、お客様が楽しんでいる様子がとても印象的でした。
インタビュー中に注文品を取りにきたUberの配達パートナーさんひとりひとりと「配達どぉですか?」「気をつけてくださいね」とフレンドリーに話しかける様子をみて、
「この和やかな雰囲気が人気店の秘訣」なんだと肌で感じました。 ※タイ風味の味も個性的でここにしかありません。
なんとなんと、以前にデザイン関係のお仕事をされていたようで、可愛らしくおしゃれなメニュー、さらに目を惹く店内ディスプレイに流れるムービーもご自身で制作されたとか!
そんな「和やかな個性が溢れ出す」タピオカショップのオーナー様に「Uber Eatsに出店された経緯」から伺ってみたいと思います!
目次
こんにちは。Uber Eats東京池袋エリアで「タピオカ TOKYO NO.1 茶房」を運営しているタケシマです。
さっそくレストランパートナーに加盟した理由をお話すると、当店をオープンしたのが2019年4月なんですが、お店の開店準備をしていると、Uberの方がきて「いまUber Eatsでタピオカ店がフィーバーしてます!!よかったら出店しませんか!?」とお声かけいただいたのがきっかけです。
そのときの説明では、Uber Eats(ウーバーイーツ)レストランパートナーの出店登録料が5万円くらいで、固定費なし、売れた分から35%手数料だけ、という内容だったので「宣伝も期待できるし、やってみよう」と迷わずUberに加盟しました。
当店はJR池袋駅から徒歩5分くらいの場所に位置しており、アニメと若者で溢れるサンシャイン通り、さらにオリンピックの催事が行われるイベント会場などが近くにあります。
東京オリンピックの波にのり、外国人旅行客の方々や全国各地から訪れた人たちの来店を狙って立地を選びました。が!しかし、コロナの影響により2021年に延期され、飲食店を盛り上げるオリンピック砲は不発となり、「えっ?まじかよ…」という空虚だけが心の中で発砲するばかりに..
そんなときに「あ~Uber Eatsに加盟しておいてよかった~」という安堵と、「もしUberがなかったら厳しかった…」という不安もあります。
オリンピックに期待していた矢先、コロナで不発に…
オープンして2ヶ月後に加盟したUber Eatsは「初期コスト5万で固定費ゼロだし、広告PRになればいいや」くらいに思ってました。しかし、いまとなると店舗の注文数に匹敵するくらいオーダー件数があり、Uberが手配する配達パートナーに商品を渡すだけでいいので、アルバイトスタッフの人件費もかからず、さらに毎週Uberから売上が振り込まれるのでキャッシュフローもいい感じなんです。
結果的に、Uber Eatsをやってなかったら、ヒーヒーなってたかもしれませんね笑
たしかに、広告宣伝のつもりで加盟したUber Eatsがあとあと救いになるとは想像もつきませんよね汗
コロナ以降、レストランパートナー登録が殺到してて、Uberの加盟まで2ヶ月以上かかるので、はやめに決断されて正解ですね!
Uber Eats(ウーバーイーツ)レストランパートナーに加盟して1年経ちますが、出店直後から2桁のオーダーは入りますよ。
ちなみに、タピオカに限らず、ドリンク系全般に当てはまると思いますが、寒い季節(特に冬季)は注文数が激減します。
手書きなんですが、注文数の波を図で表すと、こんなイメージです。
線グラフにある数字は月を表しています。そして線はオーダー数のイメージです。
一応説明すると、2019年6月にUber Eatsを出店後、夏は繁忙期となり、12月~2020年2月ごろはまるで氷河期です。その後、春先3月頃から徐々にオーダーが増えていき、外出自粛期間中(4月~5月)に一気にUPしました。その後、ゆるやかに安定して9月に至ります。
おお~、いかにもという図ですね。やはりタピオカドリンクは季節性が強く、注文数にクッキリ表れますね。2020年3月以降の劇的なノビはコロナ在宅ワーカーの新規注文を取り込んだ結果かもしれませんね。
(タピオカショップの弱点は冬、つまり冬を制するものが人気店を制するか、冬向けにHOTなメニューで注文数の激減を防ぎたいところですね)
4月~5月の外出自粛期間中は池袋駅、サンシャイン通りにすら人がいませんでした…
常連のお客さまの来店も減り、もしコロナ期間にUber Eatsをやってなかったら、ほんと厳しかったと思う。
飲食店向けの休業手当があったとしても、コロナ前と比べると、やはり人通りは減っている。それでも家賃はかかるし、仕入れコストも発生するので、Uber Eatsなし、店舗オンリーの運営だったらコロナにお店を奪われていたかもしれない…
いつもお店に来てくださる常連さんに会えなくなるなんて、考えられませんね。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の手数料は売れたら35%なので、仮に注文がなくても固定費ゼロ、ロイヤリティーゼロ、この2つはホント助かりますね。むしろお店に行きたいけど、外出できないファンの方に「Uber Eatsデリバリーはじめました!」とお伝えするほうが懸命かもしれません。もしUber Eatsをやってなければ、ファンの方が「他のタピオカショップ」で注文するなど、ライバル店にお客様を取られてしまうリスクがありますし…
たしかに、Uber Eatsがあるおかげで、お客様との関係もキープできますね。
Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店するメリットは「バーチャル店舗をもつこと」以外に「広告」として活用できることですね。
ドリンクを作り、出来上がった商品をお客さまへお渡しする際に、お客さまより「いつもは大久保からUber Eatsで注文するんですが、たまたま池袋にきたのでお店に伺いました♪」とか「Uber Eatsでお店のことを知って来店される方」がおおいんです。
タピオカといえばインスタに画像をアップして、フォロワーからの反応を楽しんだり、知人や友人がアップしたタピオカをみて「これ美味しそう!今度いってみよ~♪」みたいに、SNSの口コミ効果も期待できますよね。
ご来店ありがとうございました。またお待ちしております😂 https://t.co/1JOyy6qAqU
— TOKYO No.1茶房 池袋東口 Amazingタピオカドリンク 美味い😋Gallery (@tokyono1sabo) March 30, 2020
お客さまはUber Eatsで注文したタピオカも「#ハッシュタグ+店名」をつけて、Instaglamに投稿するため、単にオーダーだけでなく「認知、集客」の手段としても活用させてもらってます。
たしかにインスタで「#タピオカ」を検索すると、240万回も投稿されている人気ワードなので、SNSとの相性も抜群ですね!
そうですね、インスタを楽しむ世代のお客さま(10代~30代の方)はUber Eatsのようなアプリを利用する可能性が高いので、Uber Eatsに出店したらInstaglam(インスタグラム)でお店のアカウントを作ったほうがよさそうです。
えっ、うちは人気店なんでしょうか??
人気店ですよ!注文アプリの特別コーナーにある「Uber 厳選」に選ばれてますし。
三ツ星レストランみたく、ユーザーからのレビュー評価が高いお店しか「Uber 厳選」になれませんよ!!
TOKYO No.1茶房は優れたお店に送られるEats 厳選レストランに認定されました。#厳選レストラン #池袋タピオカ #no1sabo pic.twitter.com/YWAcn69sxV
— TOKYO No.1茶房 池袋東口 Amazingタピオカドリンク 美味い😋Gallery (@tokyono1sabo) August 14, 2020
高評価いただけた理由は、それはおそらく「他の店舗と差別化をしている」からではないでしょうか。
いわれてみれば、他のタピオカ屋さんって味が似てますが、竹嶋さんのタピオカドリンクは茶葉のコクが深いというか、「本物のティー」って感じがしますよね! 素人っぽくてスミマセン…笑
はい、実はドリンクの材料にこだわっていて、お店のロゴにそのヒントが隠れているんですが。
えーと、お店のロゴは「ゾウ」の形をしていますね。像といえばタイに関係しますか?
ズバリ正解です!
たまたまタイにいったときに屋台を見つけ、そこで頂いたタピオカティーが言葉にできないくらい美味しくて「この味は日本でウケるのでは?」と思い、あちこちで材料を調達をし、アレンジを加えて商品化に至りました。
当店で人気の商品は、
など「当店でしか楽しめないオリジナルドリンク」として、お客さまに選ばれております。
こちらはおすすめの「プレミアムイチゴミルク」ですね♪ わたしもいただきます!
こっ、これは!? さすが店内ランキングTOP10入り、ほんと美味しいですね!冗談なしで100杯はイケます。
よかったです。
お店で人気のドリンクは、Uber Eatsの注文数でも同じようなランキングになります。
その点、店舗を知らないUber Eatsのユーザー向けに、メニューに【人気No.1!!】などわかりやすいタイトルをつける工夫もしています。
そうすることで、お客さまも迷わず、人気メニューを注文しやすく「【人気No.1!!】のタピオカを注文してみたい!」というように、こちらから訴求することも可能です。
たしかに、20種類以上もメニューがあると、けっきょく決めきれず、「ちょっと他のお店もみてみよう」みたいに、ライバル店に移ってしまう可能性もありますね。
そうなんです。
メニュータイトルは「この夏一押し」や「店長おススメ」のように、「季節」や「おすすめ」のようなキーワードを入れるだけで注文数に影響するようです。
Uber Eatsのようなオンラインデリバリーアプリでは、お店の個性やスタッフとの会話もなく、メニュータイトル、写真、値段で差別化するしかない。
なので、店舗の状況を常にUber Eatsに反映することで「評価も高まり」ご満足いただき「Uber 厳選」に選ばれたのかもしれませんね。
Uber Eatsも同じ店舗として扱い、リアルな店舗状況を反映させることが重要なんですね!本日は貴重なお話をいただきありがとうございました!!
インタビューを終えて、「これはマネできないよな~」という気づきがあった。
とにかく竹嶋さんの個性がお店中、もはや外まであふれ出ていて、お店を素通りできない雰囲気なんですよね。いい意味で存在感がある。
内装はカラフルなんだけど、洗礼されたお店のデザインと茶葉の香りで心が和やかになる。おそらくファンの方は「リラックスできる店内」さらに「気さくで和やかな竹嶋さん」に会いにいっているのでは?というくらい個性豊かなお店でした。
やはりいいものはいい。
こだわりがあって、強みがあるお店はUber Eatsでも評価される。
お店の想いが注文ユーザーに届くように、店舗の強みをしっかりリサーチして、Uber Eatsのメニューや写真に反映させる。人気店になる秘訣のひとつとして「お店の強みは何か」レストランパートナーに登録する前にピックアップしてみましょう!