出前館に出店をお考えの方向けに出店条件と登録方法について解説します。
目次
出前館に出店するには以下の条件をすべて満たす必要がございます。
が最低条件となります。
まずはじめに、出前館のエリア内であることが求められます。
ただし、出前館は明確な住所を公表しておりません。
そのため出前館のエリアを確認するために、注文サイトを開きます。
パソコンで開くと、以下のようなページがでてきます。
ページ内の「お届け先からお店を探す」のうち、郵便番号、都道府県、マップのどれか1つを選択します。
たとえば、郵便番号で検索した場合、エリア内であれば他の加盟店が見つかります。
下記画像のように他の加盟店が0件の場合、エリア外である可能性が高いです。
詳しくは、WEB登録後に担当者へご確認ください。
現在営業準備中となり、営業許可証が手元にない場合でも事前に登録申請を行うことが可能です。
ただし、実際にオーダーを受注できるタイミングは営業許可証を提出した後となります。
キッチンカーでの出店も可能ですが、不特定の場所へ移動する場合には出店NGとなります。
特定の1か所で活動しているキッチンカーの場合、出店は可能ですが、審査が厳しくなっております。
原則10商品以上の登録が必要ですが、何かしらの事情でやむを得ない場合には10商品未満でも出店可能です。
出前館の出店方法は他のフードデリバリーサービスと同じくWEB登録のみとなっております。
こちらの登録ページより店舗情報をご入力頂き次第、3営業日以内に担当者より連絡がきます。
出店の流れは以下の通りです。
という流れで実際に活動いただけます。
出前館公式サイトより申請後、3営業日以内に連絡がきます。
1週間以上連絡がこない場合、迷惑メールフォルダを確認しましょう。
営業許可証をスマートフォン等で撮影し、画像をメール等で提出します。
出前館からエクセルデータを受け取り、フォーマットに従って販売メニューを入力します。
エクセルに料理を入力次第、メール等で提出します。
販売する各メニューの写真とお店のイメージ写真をメール等で提出します。
ご自身で画像を用意される場合、以下の規定に従い画像を用意します。
出前館に写真撮影を依頼することも可能です。(原則無料)
オーダーを受け付けるためのタブレットを用意します。
店舗様ご自身で用意される場合、「出前館オーダー管理 – 加盟店様用」というアプリをインストールして開くことができれば問題ありません。
アプリに関するお問い合わせは下記のアドレスで対応しております。
followdatainput@demae-can.co.jp
尚、スマートフォンの使用は禁止されております。
出前館でレンタルをご希望の方は、月額2,000円のLTEモデルを借りることが可能です。
審査および契約を含むすべての準備が整い次第、実際に営業活動を開始できます。
WEB登録から営業開始までにかかる所要時間は、平均2~3週間程度となります。
現在、出前館の基本料金(初期費用と月額運用費)は0円となります。
上記の基本料金に含まれるサービス費用は、登録手数料および月額費用ならびに写真撮影費となります。
出前館の手数料は注文数や使用サービスに応じて課金される従量課金システムとなります。
手数料が発生するサービスは以下の通りです。
出前館の配達員を利用する場合、
の2点が発生します。ほぼ40%近くなります。
出前館の配達員を利用せず、自社スタッフで配達を行う場合、
の2点が発生します。
出前館でタブレットをレンタルする場合、月々2,000円が売上から差し引かれます。
店舗様都合で解約する場合でも違約金は発生しません。
タブレットをレンタルしている場合には、返却が必要です。
以上、主な費用および手数料となります。
売れたら売れた分だけ手数料が発生する非常にシンプルな料金体系となっております。
出前館の売上は以下のサイクルで指定の銀行口座へ振り込まれます。
月末締、翌5営業日以内となります。
入金サイクルは、1か月に1回の頻度となります。
なお、入金予定額は出前館の管理システムより常時ご確認いただけます。
出前館の主な特徴を示すと、以下の通りです。
2022年度末時点で約11万店以上の加盟店が参加しております。
年間のオーダー数は、全国で7,730万件以上の実績がございます。
出前館はLINEの関連会社となるため、LINEやPayPayなど有名なサービスと連携して集客が行われています。
出前館と他のデリバリーサービスとの違いについてご紹介します。
出前館は他のデリバリーサービスと比べ、出店後のサポート体制が充実しております。
特に重宝するのが、出店後にヘルプセンターが用意されており、直接電話で話せる点です。
他のデリバリーサービスではトラブル時のみ電話対応しているケースがほとんどですが、出前館の場合、システムの使い方など、些細な事でも電話で確認することが可能です。
出前館の配達員になるためには、エリア担当の拠点へ行き、教育を受ける仕組みです。
このような教育システムは他のデリバリーサービスでは珍しい内容です。
出前館は誰もが知っている知名度の高い有名人を活用してテレビコマーシャルを行っております。
そのため、テレビを見るユーザー層からの注文が期待できます。
出前館を利用するユーザーの年齢層は、他のデリバリーサービスと比べて高めであるというデータがございます。
出前館はインターネット黎明期のことから日本にあるサービスのため、その世代の利用者が多い印象です。
若者をターゲットにしたUber Eats やWoltなどのデリバリーサービスと比べて、出前館の利用者は年齢層が高く、家族世帯が多い印象です。
主な違いは以下の通りです。
出前館は原則無料ですが、Uber Eats は13,000円の費用が発生します。
出前館の月額2,000円(使用期間中)に対して、Uber Eats は合計22,500円(12回分割)という上限が設定されています。
出前館のファンは20代~60代くらいの幅広い年齢層が多い印象です。一方でUber Eats は特に20代~40代の若いファンが多い印象です。
出前館の客単価は2,000円~2,500円前後となる傾向です。一方でUber Eats は1,500円~2,000円前後となる傾向です。
需要に関しては大差がありませんが、地域性が大きく影響します。
たとえば、出前館が強いエリアがある一方で、逆にUber Eats が強いエリアもございます。
特に都心寄りの独り暮らし、若い世帯が多く暮らす地域ではUber Eats が強い印象です。
一方で、都心から離れた家族世帯の多い地域や郊外では、出前館が強い印象です。
もちろん可能です。
出前館とUber Eats は「受注してから引き渡すまでのオペレーション」という観点では共通点が多いサービスとなっております。
そのため、どちらかを出店される際は、両方とも出店することをおすすめしております。
Uber Eats の出店は出前館と同じく完全WEB登録制となっております。
Uber Eats の詳しい出店条件は以下のページで解説しております。