Uber Eats レストランパートナー加盟店舗 【神田ひぐまキッチン】の出店事例

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Uber Eats 導入サポート

今回は、東京の神田駅近くにある「神田ひぐまキッチン」へインタビューを行いました。

昼はパスタ、夜は居酒屋営業を行っている10席ほどの小さなお店で「昔ながらのナポリタン」はランチだけで30食以上注文される人気メニューです。

コロナ禍の影響でオフィス街の通行人が激減し、これはヤバいということでデリバリーを意識するようになったとのことです。

なぜ出店を決めたのか、出店してみた結果などをお伺いしたいと思います。

Uber Eats に出店を決めた理由とは

近くのお店に出入りしていた

Uber Eats の出店を決めたのは、当店の目の前にUber Eats の加盟店があり、よく配達パートナーの方が出入りしている光景をみていて、この辺でもデリバリーの需要があるんだな~、うちのお店でもやってみようかな。と思ったのがきっかけです。

オフィス街から人が消えた

当店は2022年の11月にUber Eats を開始しました。実はその時期もコロナの影響で人通りが少なく、オフィスビルの多い神田という土地柄もあり、サラリーマンの方々の来店が激減しておりました。これはヤバい!ということで、デリバリーの導入を決意しました。

Uber Eats に出店して良かった点は?

商圏エリアが広がった

Uber Eats に出店して良かった点は、オフィス街の外へターゲットを広げることができた点です。いわゆる商圏エリアの拡大というやつですね。

Uber Eats のオーダー情報に注文者の住所は表示されませんが、1度配達パートナーの方に”どこまで配達いくの?”と聞いたことがあるんですが、”上野の方面で約3kmです”と聞かされて、割と遠くから注文があるんだなと驚きました。

配達料0円でどこでもお届け!?

ちなみに、アルバイトスタッフの自宅まで約5kmあるんですが、配達料0円でお届けできる状態でした。5kmで配達料0円って凄くないですか?

ちなみにUber Eats には、Eats パスといって、月額498円で何度でも配達料0円になるサービスがあるので、広範囲のお客様へお届けできる点が素晴らしいですね。

あとUber Eats で知りました!というお客様が来店されたときは、Uber Eats は広告宣伝にもなるなと感動しました。

出店してわかったデメリットは?

ピークタイムに注文が重なる

Uber Eats に出店して感じたデメリットは、強いて言えば、店内が忙しい時間帯に同時進行が難しい点ですね。うちのお店はランチの時間帯がとても混みあうので、ランチの時間帯はUber Eats を休止しています。

できれば、オフピークの時間帯に注文が来てくれると有難いのですが… やっぱりピークタイムに重なりますね。

手数料が高く感じる

これはみなさん共通の悩みだと思いますが、手数料の35%が高く感じますね。もちろん店内の売価に手数料分を上乗せしますが、そうすると割高になり、たとえば同じデリバリーでもサイゼリヤのような安いチェーン店に太刀打ちできなくなるんですよね。少しでも値段を下げてちょうどよい価格帯をみつけても手数料が35%なので、利幅が物凄い少なくて、悲しい結果になります。

Uber Eats に出店して気が付いた点とは

メニューを簡単にすべき

やってみて後から気づいた点が、デリバリーに適したメニューにするべきだったということです。いままで宅配未経験だったため盲点でしたが、デリバリーは店内と違ってピックアップの時間を厳守する必要があるので、メニューをもっと簡単にすべきだと感じました。

7割近いメニューが不人気だった

これは売れるだろう。と考えたメニューでも実際に売れるメニューは全体の2割程度だとわかりました。残りの8割のメニューはあまり売れず、入れ替えることにしました。お店の主観とお客様のニーズが違うことを改めて痛感させられましたね。

手間の割に利益が低い

店内と違って会話がないせいか?

店内飲食だとランチにドリンクを注文されるお客様が多く、利益率の高いドリンクが貢献します。しかし、デリバリーを注文されるお客様はわざわざドリンクをデリバリーで注文することは少ないようです。そのため、Uber Eats の注文数は増加している一方で、利益率が良くならない点に気が付きました。現在、食材費のみならず容器代も値上がりしているので辛いですね。

2件持ちの場合、冷めるのでは?

これは配達パートナーの方に聞いた話なんですが、Uber Eats では、AとBという異なるお店で商品をピックアップしてCとDのお客様へお届けする仕組みがあるようです。

その際に、Aというお店でピックアップしたあとにBのお店で待たされると、Aのお店でピックアップした料理が冷めてしまう可能性が高いとのことでした。

Uber Eats の口コミに”料理が冷めていた”と書かれることがあり、もしかすると2件持ちの影響で料理が冷めてしまっているのでは?と少し心配になりますね。

Uber Eats で工夫している点とは

Uber Eats のキャンペーンを活用する

当店では、1個頼むと1個無料になるキャンペーンをパスタで活用しています。パスタの麺は量が多くなってもさほど原価が高くならないので成り立つという算段です。

この狙いは見事に的中し、1日に20食近くオーダーが入ることもあります。

ただし、1個頼むと1個無料にするキャンペーンのデメリットは、単身のお客様にとってボリュームが多すぎるため、singleユーザーを取りこぼす可能性があるということです。そのためsingle ユーザー向けに単品で注文できるお得なメニューを検討する必要がありますね。

容器の仕入れコスト

宅配では容器代もバカになりません。安くて見栄えの良い容器を見つけて購入するようにしています。安い容器は薄くて保温性が低いうえに、電子レンジが使えない場合がありますのでその点に注意しています。

Uber Eats 限定メニューを提供する

店内にないUber Eats 限定メニューをいくつか販売しておりますが、在庫管理が割と大変なので、継続すべきか迷っています。

Uber Eats に慣れるまで1か月かかった

タブレットの操作方法がわからなかった

始めたての頃は操作方法が全くわかりませんでした。タブレットの使い方は動画をみてなんとなく学びましたが、動画をみるだけではチンプンカンプンでした。Uber Eats に詳しい方に操作方法を質問しながら少しずつ慣れていき、1か月くらいすると、よく使用する設定(休日設定や売り切れ設定など)を無意識に操作できるようになりました。

システムはとても使いやすい

Uber Eats のシステムは感覚的にわかりやすいと思います。商品を入れ間違えたり、商品が品切れだったり想定外のことがなければ、受注ボタンを押すだけなので物凄いシンプルです。

緊急停止も使いやすい

店内が込み合ってデリバリー対応が難しいときに緊急停止できるボタンが備わっています。特にワンオペで対応しているときなど、使いづらいと切り替えできずイライラすることがありますが、Uber Eats の緊急停止ボタンはわかりやすい位置にあり、停止も再開もワンタッチで切り替えできてとても便利です。

Uber Eats で苦労した点とは

デリバリーはやり直しがきかない

トッピングの付け忘れや、sizeミスなど店内であればその場で作り直せますが、デリバリーの場合、配達した商品を戻してもらい作り直すことができません。そのため、途中で間違えたことに気が付いても取り返しがつかず、悪い評価をもらってしまう結果になり得ます。

1商品でも5商品でもピックアップ時間が変わらない

Uber Eats でオーダーを受注すると、ピックアップ時間が表示されるのですが、1商品の場合でも5商品の場合でもピックアップ時間が同じなので少し戸惑います。タブレットからピックアップ時間を自由に変更できるのですが、店内が忙しいときにいちいち確認している余裕などありません。できれば商品数に応じて自動的にピックアップ時間を延長してくれたら有難いですね。

ピックアップ時間に来ない場合がある

頑張ってピックアップ時間に料理を完成させても配達パートナーが10分くらい遅れてくることがあります。逆に残りピックアップ時間が8分とあるのに配達パートナーが”ウーバーです”と早く到着する場合もあります。この変則的な対応に振り回されるときがあり苦労しました。

最後にひとこと

Uber Eats の手数料が高く感じますが、商圏エリアも広がり、安定した売上を見込めるので出店して正解でした。

利益に見合ったメニューを研究して、いかにオペレーションを簡単にできるかが今後の課題です。

飲食店はリピーターになってもらえるかが重要なので、お客様を飽きさせない工夫も必要です。

たとえ有名な競合店が参入してきたとしても当店が選ばれる強みを意識して今後も取り組んでいきたいと思います。

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