目次
現在ウーバーイーツの出店費用はかかりません。※通常50,000円のところ、キャンペーン期間中のみ無料です。
キャンペーンがいつまで続くのかということですが、Uber Eats の競合である出前館やWoltなども出店費用がかからないことから無料の状態が続くように思われます。
無料キャンペーンが終了し、初期費用が発生する場合には、こちらの情報をすぐに更新します。
結論から言うと、家賃のような固定費は一切かかりません。強いて、Uber Eats でタブレットをレンタルした場合や写真撮影を依頼した場合のみ以下の費用が発生します。
Uber Eats の受注用タブレットとして、Lenovo のAndroid 端末をレンタルすることが可能です。
本体は12週間で分割して支払います。本体の支払いはUber Eats の売上から自動で引き落としされる仕組みです。万一売上がゼロの場合でも翌週以降に引落しが発生します。SIM通信費とは、店内にwifi設備がない場合、毎週250円でインターネット接続できるサービスです。ですから店内にwifiがある店舗ではSIM契約が不要になります。※レンタルタブレットの所有権はUber になります。
Uber Eats に商品撮影を依頼する場合、13,000円(税込)が発生します。撮影費は10週間で分割して支払います。1週間あたり1,300円が売上から引落しされます。
Uber Eats の変動費について解説します。
Uber Eats の配達で商品が売れた場合のみ販売手数料35%がかかります。テイクアウトの場合は12%となります。※テイクアウトの注文は稀です。
Uber Eats の販売手数料に対して消費税がかかるため、35%×10%=3.5%、つまり35%+3.5%で38.5%をUber Eats へ支払うことになります。
例)売価1,000円×38.5%=385円が手数料としてマイナスされます。
当然ですが、商品が売れなければ38.5%(35%+税)の費用がかかりません。
これまでUber Eats に対して支払うコストをまとめましたが、ここからは見落としがちだけど案外バカにならないコストを解説します。
実際にUber Eats に出店してわかったことは、容器代が売上高に対して7~10%くらいかかることでした。どんなに安い容器を探しても売上高に対して7%くらいはかかります。
Uber Eats は店内と違ってお皿や器で提供できません。提供する料理によっては容器で価値を伝える必要がありますので容器代が高くなります。
割り箸や袋代も原価に加えて、できるだけ販売価格に含めるようにしましょう。
正直滅多にありませんが、店内が込み合っていてお客様が注文した商品を入れ忘れてしまったり、誤って別の商品をお届けしてしまったりした際にお客様へ返金を行うことが可能です。返金を行う場合、お店側は食材費+容器代のロスが発生します。
正直、莫大な利益は見込めません。
これまで出店をサポートした店舗の売上を平均すると年間に200~300万円くらいUber Eats で売上が確保できるイメージです。
利益率にすると、売上高100%-手数料と税38.5%-容器代7%-食材原価30%=24.5%くらいとなります。ですから年間売上が200万円の場合、年間およそ49万円の営業利益になる計算です。月にすると4万円くらい営業利益が増えるイメージです。
店舗運営にプラスオンという形で約25%ほどの利益が残ると考えれば悪くないのではないでしょうか。
Uber Eats だけで月100万円以上売り上げている店舗もいらっしゃいます。ただし、月100万円ペースとなると、Uber Eats 専用のスタッフが必要になり人件費も増えますので、少ない人数で儲かるメニュー構成や、アルバイトを雇ってまでUber Eats をやるべきかなど考えどころです。