Uber Eats 出店の条件まとめ【2025年最新】

Uber Eats(ウーバーイーツ)への出店を検討している飲食店オーナーの方に向けて、出店条件・登録方法・費用・手数料・運用のコツまでを一冊にまとめて解説します。結論から先にお伝えすると、Uber Eats への出店に初期費用は原則かからず、売れた分だけ手数料(売上の35%、税込38.5%)が発生する仕組みです。個人・法人を問わず参入できますが、いくつかの出店条件をすべて満たす必要があります。以下でひとつずつ丁寧に説明していきます。
Uber Eats の出店条件とは?
Uber Eats(ウーバーイーツ)の出店条件は、個人・法人を問わず、以下の要件をすべて満たす必要があります。一つでも欠けると審査が通過しない可能性があるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
- 出店可能エリア内であること(最新情報は Uber Eats 注文アプリに住所を入力してご確認ください)
- 飲食店営業許可証を取得していること
- 常時販売可能なオリジナル商品が5品以上あること
- 週4日以上 Uber Eats を稼働すること
- 1日あたり3時間以上の営業時間を確保すること
- ランチタイム(12:00〜13:00)またはディナータイム(19:00〜20:00)のいずれかの時間帯を営業時間として登録すること
- 固定住所(実店舗またはゴーストレストラン)での営業であること
キッチンカー・移動販売は出店できません
Uber Eats への出店には固定住所での営業が必須です。キッチンカーや移動販売など、固定された調理場所を持たない業態は出店の対象外となります。これは、飲食店営業許可証が特定の住所に対して交付されるものであり、移動型の営業形態では許可証の要件を満たせないためです。
メニュー数は5品以上が条件、15品以上が推奨
出店条件として定められているのは常時販売可能なオリジナル商品5品以上ですが、実際の運用においては15品以上のメニューを用意することが推奨されています。メニュー数が多いほど、ユーザーが選びやすくなり注文率の向上につながります。なお、季節限定メニューや品切れ商品は「常時販売可能」なメニューには含まれないため、注意が必要です。
営業時間の登録に関する注意点
Uber Eats への出店条件として、ランチタイムまたはディナータイムのいずれかの時間帯を営業時間として登録することが必須です。この条件を知らずに登録手続きを進めてしまうと、後から設定の手戻りが発生することがあります。弊サイトで実際に出店サポートを行ってきた経験からも、営業時間の設定は初めて出店する方が最もつまずきやすいポイントのひとつです。出店申請の前に、自店舗の営業スケジュールと照らし合わせて確認しておきましょう。
Uber Eats の出店方法・登録の流れ(ステップ別解説)

Uber Eats(ウーバーイーツ)への出店はすべてWEB上での登録となります。電話での出店申込は受け付けていません。登録から営業開始まで、以下のステップで進みます。
- 公式サイトから出店申請を送信する
Uber Eats レストランパートナー登録ページにアクセスし、電話番号またはメールアドレス、店舗情報を入力して申請を送信します。 - Uber 担当者からの連絡を受ける(申請後1週間程度)
申請送信後、約1週間を目安に Uber 社の担当者からメールまたは電話で連絡が届きます。この段階で疑問点を確認することができ、出店するかどうかはその後に自由に決定できます。 - 電子契約書に署名する
出店を進める場合、Uber 社との取引契約を電子契約で締結します。書面への捺印ではなくオンライン上での署名対応となります。 - 管理画面でメニューを登録する
契約締結後に管理画面(レストランダッシュボード)が発行されます。メニュー情報・価格・写真をアップロードします。 - 審査通過・営業開始
メニュー登録の内容が審査され、問題がなければ営業開始となります。
出店登録に必要な情報

出店申請時および契約手続き時に必要な情報は以下のとおりです。事前に準備しておくとスムーズに手続きを進められます。
- 法人または個人事業主の名称
- 電話番号およびメールアドレス
- 登録店舗の屋号
- 登録店舗の住所
- メニューおよび販売価格
- メニューの写真画像
- 飲食店営業許可証の画像
申請から審査通過まで最短5日、営業開始まで約1か月

実際の出店サポート経験では、必要書類(飲食店営業許可証・メニュー表など)を速やかに提出できた場合、申請から審査通過まで最短5日程度で完了したケースがあります。ただし、書類の提出が遅れるとその分だけ審査期間も延びる傾向があります。その後、メニュー登録・写真アップロード作業を含めると、営業開始まで平均1か月程度を見ておくとよいでしょう。デリバリー事業の開始を予定している方は、早めに出店申請だけでも済ませておくことをおすすめします。
食品衛生責任者の資格がない場合は取得が必要
飲食店営業許可証の取得には、食品衛生責任者の資格が必要です。まだ取得していない方は、各都道府県の食品衛生協会が実施する講習会を受講してください。受講費用は10,000円〜12,000円(税込)で、1日の講習で取得できます。
Uber Eats 出店にかかる費用・手数料一覧

Uber Eats(ウーバーイーツ)への出店にかかる主な費用は以下のとおりです。売れた分だけ手数料が発生する従量課金モデルのため、固定のランニングコストは基本的にかかりません。毎月いくらかかるか・本当に儲かるのかについてはウーバーイーツ出店費用は?毎月いくらかかる?儲かるの?もあわせてご参照ください。
- 初期費用:原則無料(キャンペーン適用時)
- 売上手数料:売上の35%(税込38.5%)※2026年6月時点
- タブレット端末レンタル代:端末代22,500円+通信費250円/週(任意)
- プロ撮影費:1,300円×10回分を売上より支払い(任意)
- 解約費・維持費:なし
タブレット端末は「Uber Eats - レストラン用」アプリがインストールできる端末であれば、店舗側でご用意した中古のAndroid端末でも対応可能です。辞めたいときは手続き不要で停止・解約できるため、気軽に試しやすい点もメリットのひとつです。
手数料35%の計算方法と利益シミュレーション
Uber Eats の手数料は売上の35%ですが、その手数料に対して消費税(10%)がかかるため、実質的な手数料率は合計38.5%(税込)となります。たとえば月間売上が100万円の場合、38.5万円が手数料として差し引かれます。
1,000円商品を販売した場合のシミュレーション
原価率30%の飲食店が1,000円の商品を Uber Eats で販売した場合の試算は以下のとおりです。
- 売上:1,000円
- 原価(30%):-300円
- Uber 手数料(35%):-350円
- 手残り利益:350円
手数料を価格に上乗せする方法
手数料分を価格に転嫁する場合は、以下の計算式を使います。
店内価格 ÷ 0.65 = Uber Eats での販売価格
たとえば店内価格1,000円の商品であれば、Uber Eats では1,538円で販売することで、手数料を差し引いた後の手取り額を店内販売時と同水準に近づけることができます。Uber Eats を利用するユーザーはデリバリー価格が割高になることを認識しており、20代・30代の単身層を中心にランチ・ディナーの相場が1,500円〜2,000円前後というデータもあります。実質的な手数料38.5%をあらかじめ売価に織り込んだ価格設定が、利益確保の大前提です。価格設定の詳しい考え方はUber Eats(ウーバーイーツ)に登録後、お店の売価はいくらにすべき?客単価はいくら?もあわせてご参照ください。
なお、出店登録時に店内価格のまま設定してしまい、実質赤字になってしまうケースは初めて出店する方に非常によくある失敗です。価格設定は登録前に必ず確認しておきましょう。
Uber Eats 出店のメリット・デメリット
出店のメリット
- 店内の空き時間に副収入を得られる:客足が落ち着いている時間帯にも注文を受けられるため、いわば副業感覚で追加の収入源を確保できます。
- 初期費用・固定費がほぼゼロ:売れた分だけ手数料が発生する仕組みのため、在庫リスクが低く、気軽に始めやすい構造です。
- 実店舗への集客につながる:Uber Eats の利用者は店舗から1〜2km圏内に住んでいることが多く、デリバリー袋へのPRチラシ同梱やSNS紹介を通じて、後日来店してもらえるケースが見られます。
- フードロスの削減に活用できる:売れ残った食材を Uber Eats で安価に提供することで、仕入原価の一部を回収しながら広告宣伝にもつながります。
- いつでも一時停止・再開できる:店内が忙しい時間帯はタブレット操作で受注をオフラインに切り替えられます。
出店のデメリット
Uber Eats への出店にはデメリットも存在します。出店前に把握しておきましょう。詳しくはウーバーイーツに出店する飲食店側のデメリットとはもご覧ください。
- 手数料が高い(実質38.5%):売上の38.5%(税込)が手数料として差し引かれるため、価格設定を誤ると利益が出にくくなります。
- 競合との価格競争に巻き込まれやすい:近隣に同じジャンルで低価格に出店している競合店が存在する場合、注文がなかなか入らず価格競争に陥りやすいというリスクがあります。
- クレーム対応が発生することがある:配達中の破損・遅延など、店舗側のコントロールが及ばない部分でのクレームが届くこともあります。
- Uber Eats 単独ではドリンク等での客単価アップが難しい:実店舗と異なり、注文と同時にドリンクを追加提案するといった接客ができないため、高利益商品を絡めた客単価向上策が取りにくい面があります。
- 出店後しばらくは注文が少ない時期がある:新規出店後の初期集客ブーストが終わると、レビュー評価が十分に集まるまで注文数が伸び悩む時期があります。
出店後の運用・売上を伸ばすためのコツ

Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店した後、売上を安定・拡大させるためにはいくつかの運用上のポイントがあります。
高評価レビューを集めることを最初の1〜2か月の最優先目標にする
Uber Eats のアルゴリズムでは、高評価レビューが多い店舗ほどアプリ内で上位表示されやすくなっています。出店後の最初の1〜2か月は売上を急いで伸ばすよりも、まず高評価レビューを集めることを意識した運営を心がけると、その後の注文数が安定しやすくなります。料理のクオリティを維持しながら、丁寧な梱包・スピーディな調理対応を徹底しましょう。
メニュー画像とタイトルを徹底的に磨く
ユーザーは料理を選ぶ際、まず画像だけで「食べたいかどうか」を瞬時に判断し、その後にタイトルと価格を確認するという流れが一般的です。最初の画像で選ばれなければ、いくらタイトルや価格で訴求しても効果は出にくいと言えます。実際に、画像とメニュータイトルを見直しただけで購入率が5%程度改善したケースもありました。写真のクオリティとタイトルの訴求力は、売上に直結する最重要の要素です。
プロモーション広告機能を効果的に使う
Uber Eats には、アプリ内での表示順位を上位に引き上げられるプロモーション広告機能があります。費用対効果は比較的高く、広告費用に対して売上が1.5倍から最大3倍近くになるケース(ROAS 300%程度)も見られます。特に、新規出店直後の初期集客ブーストが終わった後の時期や、特定の時間帯の注文を強化したいタイミングで活用すると効果を実感しやすい傾向があります。
複数ブランド(バーチャルレストラン)の展開で時間帯別売上を安定させる
Uber Eats では、同一キッチンで複数のジャンル(バーチャルレストラン)を同時に出店することが可能です。たとえばクレープ店・洋食店・和食店といった形で展開できます。ジャンルを増やすほど食材管理の手間は増えますが、時間帯ごとの売上を安定させやすくなるというメリットがあります。ランチ・ディナーは洋食や和食で売上を確保し、アイドルタイム(14時〜17時頃)はクレープのような軽食ジャンルで需要を取り込む、といった時間帯別の戦略が可能です。
他のデリバリーサービスとの併用を検討する
Uber Eats に出店する際は、出前館やロケットナウなど他のフードデリバリーサービスへの同時出店も推奨しています。Uber Eats・ロケットナウは単身世帯・若年層に好まれる傾向があり、一方で出前館は家族層・高年齢層に好まれる傾向があります。地域によって利用者層が異なるため、複数サービスに出店することで異なる顧客層を取り込みやすくなり、単一サービスへの依存よりも全体の注文数を伸ばしやすくなります。出前館の出店条件と登録方法についても参考にしてみてください。
出店後の管理・運用機能について
- 一時停止機能:店内が忙しい時間帯はタブレットから簡単に受注を一時停止・再開できます。
- 品切れ設定:食材が品切れになった場合、該当メニューを一時的に売り切れ表示にできます。
- 休業日設定:スマートフォンから当日の急な休業も設定可能です。
- お届け時間の調整:ピークタイムに注文が重なった場合、1分単位でお届け時間を延長できます。
- 電話サポート:出店後はタブレット上に Uber Eats のサポート電話番号が表示され、随時サポートを受けられます。
Uber Eats 出店後の売上入金サイクルについて
Uber Eats(ウーバーイーツ)で得た売上は毎週入金されます。原則として日曜日締めで、翌週の火曜日または水曜日に指定の銀行口座へ振り込まれます。PayPay銀行などのネット銀行も登録可能です。
インボイス対応は必要?
インボイス(適格請求書)の登録は任意であり、基本的に不要です。
領収書の用意は必要?
お客様は注文アプリ側でレシートを発行できますので、店舗側で領収書を用意する必要はありません。
売上の確認方法
Uber Eats のアプリ上で日々の売上および購入されたメニューをリアルタイムで確認できます。
Uber Eats に個人・自宅で出店できる?ゴーストレストランという選択肢

Uber Eats(ウーバーイーツ)は個人・法人を問わず、飲食店営業許可証があれば原則として出店可能です。
自宅での出店における注意点
飲食店営業許可証が自宅の住所で交付されていれば、自宅から出店することも可能です。ただし、賃貸マンションやアパートの一室で飲食店の営業許可を取得するのは難しいケースが多い点に注意が必要です。食品衛生法上、排水設備・換気設備・2槽以上のシンクなどの設備要件が求められるため、一般的な賃貸住居ではこれらの条件を満たせないことがほとんどです。
ゴーストレストランとしての出店
すでに実店舗を持っている場合は、その実店舗と併用して Uber Eats を運営するのが基本的な考え方です。一方で、これからデリバリー事業だけで始める場合は、ゴーストレストラン(デリバリー専門店舗)という選択肢が有効です。月々の賃料を比較的低く抑えられるため、まずはゴーストレストランでその地域のデリバリー需要を見極めるという活用方法もあります。ただし、ゴーストレストランは店内飲食ができないため、ドリンクなど高利益商品を絡めて客単価を上げる実店舗特有の戦略が取りにくい点はデメリットとして認識しておく必要があります。
Uber Eats 出店に関するよくある質問(FAQ)
Q. Uber Eats に出店するための条件はすべて満たす必要がありますか?
はい、すべての条件を満たす必要があります。出店可能エリア内であること・飲食店営業許可証を保有していること・常時販売可能なオリジナル商品が5品以上あること・週4日以上の稼働・1日3時間以上の営業・ランチまたはディナータイムの時間帯登録・固定住所での営業、これらすべてが必須条件です。
Q. キッチンカーや移動販売でも Uber Eats に出店できますか?
出店できません。Uber Eats への出店には固定住所での営業が必須です。キッチンカー・移動販売など、固定された調理場所を持たない業態は出店の対象外となります。
Q. Uber Eats の審査に落ちる主な原因は何ですか?
主な原因として、飲食店営業許可証の未取得・出店エリア外・メニュー数が5品未満・営業時間の条件未充足などが挙げられます。書類の提出が遅れると審査期間が延びる傾向もあるため、必要書類は事前に準備しておくことをおすすめします。
Q. 1つの店舗で複数のブランドを出店することはできますか?
可能です。Uber Eats では同一キッチンで複数のジャンル(バーチャルレストラン)を同時に出店できます。例えばクレープ・洋食・和食と複数ブランドを展開し、時間帯別に異なる顧客層へ訴求する戦略が取れます。
Q. ゴーストレストランとして Uber Eats に出店すると儲かりますか?
店舗賃料を抑えられる分、収益構造は有利になりやすいですが、店内飲食がないためドリンク等の高利益商品で客単価を上げる戦略が取りにくいという課題もあります。まずはその地域のデリバリー需要を見極める目的で出店し、状況に応じて実店舗展開を検討するという使い方が有効です。
Q. Uber Eats の手数料35%は消費税込みですか?
手数料の35%は税抜きの金額です。この手数料に対してさらに消費税(10%)がかかるため、実質的な手数料率は合計38.5%(税込)となります。メニュー価格の設定時は38.5%を実質コストとして織り込んでおくことが重要です。
Q. Uber Eats に出店するデメリットは何ですか?
主なデメリットは、①実質38.5%という高い手数料、②近隣競合店との価格競争に巻き込まれるリスク、③配達中のトラブルによるクレーム対応、④ドリンク追加など接客を通じた客単価アップが難しいこと、などが挙げられます。詳しくはウーバーイーツに出店する飲食店側のデメリットとはをご覧ください。
Q. Uber Eats の売上はいくらから振り込まれますか?
特定の最低金額の条件はなく、毎週の締め日(日曜日)時点での売上から手数料を差し引いた金額が翌週の火曜日または水曜日に指定口座へ振り込まれます。
Q. 出店後に売上を伸ばすにはどうすればよいですか?
出店初期は高評価レビューを集めることを最優先にしましょう。その後、メニュー画像・タイトルの改善(画像刷新で購入率が5%程度改善したケースもあります)、プロモーション広告機能の活用(ROAS 300%程度の効果が見込めるケースもあります)、複数ブランド展開による時間帯別売上の安定化、他デリバリーサービスとの併用などが効果的です。
Q. Uber Eats と出前館はどちらに出店すべきですか?
どちらか一方を選ぶのではなく、両方に出店することを推奨しています。Uber Eats は単身世帯・若年層に強く、出前館は家族層・高年齢層に好まれる傾向があります。地域によって利用者層が異なるため、複数サービスに出店することで幅広い顧客層を取り込めます。出前館の出店方法については出前館の出店条件と登録方法もご参照ください。
出店前にご不明な点はお気軽にご相談ください
Uber Eats(ウーバーイーツ)は出店申請前に電話サポートを受けることができないため、「まず誰かに聞いてみたい」という方が出店をあきらめてしまうケースが少なくありません。出店条件の確認・費用のシミュレーション・メニュー価格の設定方法・他デリバリーサービスとの比較など、どのようなご相談にも対応いたします。
お気軽にウーバーイーツ出店に関するお問い合わせ・相談窓口よりご連絡ください。専門スタッフが丁寧にお答えします。


