Uber Eats(ウーバーイーツ)に出店するデメリットについて解説します。
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Uber Eats(ウーバーイーツ)の出店にかかる手数料は売上高に対して35%かかります。1,000円の売上に対して、350円が手数料になります。
原価率30%のお店の場合、1,000円-300円-350円=350円しか残りません。
利益率を上げる対策は、35%の手数料を売価に上乗せすることです。Uber Eats を注文するユーザーは、店内で食べるよりデリバリーのほうが割高だと理解しております。
容器代も馬鹿になりません。不安定な経済状況による原油高の影響で、プラスチックなど原材料の高騰が続いております。容器の原価を売価に上乗せして販売することで利益率を改善できます。
飲食店オーナー様より、このようなお声を聞きますが、Uber Eats や出前館を利用されるお客様は、お店で食べるよりも宅配のほうが高くなるという認識を持っています。
宅配デリバリーの価格が高いからと言って、お店で食べる価格も高いと思われることはほぼないのでご安心ください。
料理が冷めたり、崩れたりすることでお客様のクレームになることを懸念される店舗様が多くいらっしゃいます。
万が一、料理が冷めてしまったり、崩れた場合でも、お客様はお店に直接クレームを言うことはございません。
クレーム対応はすべてUber のサポートが行います。尚、そのような場合でも提供したお料理代(売上)は店舗へ支払われます。
ランチやディナーの時間帯にUber なんて対応できないと思われる方が多いことでしょう。全くその通りで、店内が1番込み合う時間帯(12:00-13:00頃、19:00-20:00頃)にUber Eats の注文が多くなりがちです。
Uber Eats の売上が増えれば、専属スタッフを雇用する選択肢もございます。Uber Eats がヒマな時間帯に他の作業(掃除や片づけなど)をやってもらうこともできますので、最初はワンオペで大変ですが、とにかく売上を増やすことで人件費や家賃をペイできるくらいのインパクトがでてきます。
店内が忙しいときはいつでもタブレット端末からUber Eats を停止できます。逆にヒマな時間帯にデリバリーの注文が入りますので、店内の売上にデリバリーの売上がプラスオンされてラッキーです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)で受注した料理は、配達パートナーによりお届けされます。
店内でゆっくりお食事を楽しんでいるお客様の目を気にせず、配達パートナーはゾロゾロ店内へ入ってきます。残念ながらお客様を全く気にせず、マナーがよろしくない方も稀にいらっしゃいます。そんなときは、裏口から料理を渡したり、お店の外で待ってもらい、スタッフが外まで運び、配達パートナーへ料理を引き渡す対策が有効です。
サンダルで配達していたり、異臭を放っていたりするような配達パートナーに遭遇してしまった際は、特定の配達パートナーをマッチングさせないように設定することが可能です。
良いことも悪いこともあるのがビジネスです。事業にデメリットやリスクはつきものです。パンデミックの影響で人が出歩かない状況の中、常識やこだわりは一旦置いておいて、在宅ワーカー向けに料理をお届けし、生き残りをはかるほうが賢明かもしれません。