ロケットナウとUber Eats(ウーバーイーツ)どちらに出店すべき?手数料・特徴を徹底比較

最終更新日:2026年6月

目次

ロケットナウと Uber Eats(ウーバーイーツ)の違いを一言で言うと

ロケットナウと Uber Eats(ウーバーイーツ)の最大の違いを一言で表すなら、「知名度・注文数を優先するか、参入コストの低さ・注文者負担の軽さを優先するか」という選択です。

店舗側の手数料率は2026年6月時点でどちらも税抜35%(税込38.5%)と横並びです。しかし、初期費用・タブレット費用・配達距離・注文者が支払う送料・サービス料など、細かな条件には明確な差があります。この記事では、飲食店オーナーが「どちらに出店すべきか」を判断できるよう、両サービスをあらゆる角度から徹底比較します。

ロケットナウと Uber Eats(ウーバーイーツ)の基本情報まとめ

まずは両サービスの基本情報を確認しましょう。

Rocket Now(ロケットナウ)とは

Rocket Now(ロケットナウ)は、顧客満足度第一主義を掲げるフードデリバリーサービスです。最大の特徴は、注文者が支払う配送料・サービス料がゼロである点で、他社サービスと比較して一番安く注文できる環境を実現しています。出店ハードルも低く、登録商品は1品から出店が可能です。タブレットも無料でレンタルでき、営業時間の縛りもありません。

詳しい出店費用や登録方法については、ロケットナウ出店の費用・手数料・登録方法を徹底解説もあわせてご覧ください。

Uber Eats(ウーバーイーツ)とは

Uber Eats(ウーバーイーツ)は、国内最大級のユーザー数を誇るフードデリバリーサービスです。圧倒的な知名度と利用ユーザー数No.1の強みを持ち、単身層を中心に幅広いユーザーに利用されています。配達エリアは半径8kmと4社中最大で、広範囲からの注文獲得が見込めます。

出店の詳細な条件・費用・登録方法については、Uber Eats(ウーバーイーツ)出店の条件・費用・登録方法【2026年最新】で詳しく解説しています。

飲食店向け手数料・初期費用の徹底比較

店舗側の手数料率

2026年6月時点で、ロケットナウと Uber Eats の手数料率はともに税抜35%(税込38.5%)です。手数料率だけを比較すると差はありません。

ただし、Uber Eats にはロケットナウにない新規出店キャンペーンがあります。ロケットナウの新規出店時キャンペーン(2026年6月時点)の内容は以下のとおりです。

  • オプション1(3ヶ月間):手数料合計3%(店舗手数料0%+プロモーション手数料3%)
  • オプション2(6ヶ月間):手数料合計30%(店舗手数料27%+プロモーション手数料3%)
  • 通常手数料(キャンペーン終了後):35%

なお、同一営業許可証での2店舗目以降(バーチャルレストランを含む)は、キャンペーン適用外となり、通常手数料35%からの開始となります。

この初期キャンペーンは、立ち上げ期のコスト負担を大幅に軽減できる大きなメリットです。特にオプション1を選択すれば、最初の3ヶ月間は実質ほぼ手数料なしで営業できます。

手数料を踏まえたメニュー価格設定の考え方

実際に Uber Eats に出店した経験を持つ専門家によると、手数料は売上の38.5%(税込)が差し引かれるため、これを実質的な売上原価として捉えることが重要です。たとえば100万円の売上に対して、38.5万円が手数料として差し引かれるイメージです。

理想的には、客単価を1,500円程度に設定しつつ、この手数料分をあらかじめメニュー価格に上乗せしておくことで、手元に残る利益を確保しやすくなります。値段設定の具体的な方法については、【2026年最新】Uber Eats(ウーバーイーツ)の値段設定手数料・推奨売価を解説も参照してください。

初期費用・タブレット費用の比較

  • ロケットナウ:タブレットは無料レンタル可能。キャンペーン期間中は初期費用なし。
  • Uber Eats:タブレットをレンタルする場合は22,500円(税込)を15週分割払い+週250円(税込)のLTE通信費が発生。ただし、自前のスマートフォンや中古タブレットで代用すればこの費用は不要。

実際の出店経験では、Uber Eats のタブレットレンタル代や通信費は売上から自動的に控除される仕組みのため、一括で初期費用を支払う必要はありません。売上実績がない場合は翌週以降に繰り延べられます。

メニュー写真の撮影費用

  • ロケットナウ:15品まで無料で撮影対応。
  • Uber Eats:15枚まで13,000円(税込、10回払い)。ただし自分のスマートフォンで撮影すれば費用はゼロ。

写真撮影費用の面でも、ロケットナウは無料対応しており、出店コストを抑えたい店舗にとって有利です。

振込手数料

  • ロケットナウ:無料
  • Uber Eats:無料

両サービスともに振込手数料は無料です。

必要商品数・営業時間条件

  • ロケットナウ:1商品以上(4社中最も低いハードル)、営業時間の縛りなし(4社中最も自由)
  • Uber Eats:15商品以上、週4日以上・1日3時間以上、ランチまたはディナータイムいずれかの登録が必須

小規模店舗やまだ商品ラインナップが少ない店舗にとって、ロケットナウの参入ハードルの低さは大きな魅力です。

対応エリア・加盟店数の違い

配達距離の比較

  • ロケットナウ:半径5km
  • Uber Eats:半径8km(4社中最大)

配達エリアの広さという点では、Uber Eats が半径8kmと圧倒的に広く、より多くのユーザーへリーチできます。一方、ロケットナウは半径5kmと中程度で、地域密着型の営業スタイルに適しています。

対応エリア・知名度

Uber Eats(ウーバーイーツ)は全国主要都市をはじめ、地方都市にも広くサービスを展開しており、国内最大のユーザーベースを持ちます。東京・大阪・名古屋・福岡・札幌など大都市圏はもちろん、中規模都市でも利用可能なエリアが多い点が強みです。

ロケットナウは現在もサービスエリアを拡大中ですが、Uber Eats と比較するとまだ展開エリアは限定的です。出店を検討する際は、自店舗の所在地がロケットナウのサービス対応エリアかどうかを事前に確認することをおすすめします。

注文者側の送料・サービス料の比較

飲食店オーナーとして見落としがちですが、注文者が実際に支払う総額はサービス選択に大きく影響します。注文者の負担が大きすぎると、そもそも注文が入りにくくなるためです。

ロケットナウの注文者負担

ロケットナウは配送料・サービス料がゼロです。注文者は商品代金のみを支払えばよく、他社と比較して最も安く注文できる環境が整っています。これが「顧客満足度第一主義」を掲げるロケットナウの最大の差別化ポイントです。

Uber Eats の注文者負担

Uber Eats(ウーバーイーツ)で注文者が支払う金額は、商品代金に加えて以下の費用が加算されます。

  • サービス料:変動制(実際の注文画面では商品代金の約10%・上限350円程度が確認されている)。Uber One 会員は最大30%オフ。
  • 配達手数料:変動制(距離・混雑状況等により異なる)。Uber One 会員は無料になる場合あり。
  • 優先配達料(選択時のみ):150〜550円。
  • 少額注文手数料:商品代金が780円未満の場合、150円が加算。

特に1件あたりの注文額が780円を下回るような低単価メニューのみの構成は、注文者側のコスト負担が割高になりやすいため注意が必要です。Uber Eats に出店する場合は、注文者が最終的に支払う総額を意識した価格設定が重要です。

「お店と同価格」施策について(2026年3月〜)

2026年3月20日より、Uber Eats(ウーバーイーツ)は「お店と同価格」プログラムを開始しました。ガスト・松屋・バーガーキング・かっぱ寿司・成城石井・Pizza Hut・ローソン等の全国約1万8千店舗の大手チェーンが対象で、商品価格のみが店頭と同一となります(配達手数料・サービス料は別途かかります)。

2026年6月時点では、個人飲食店・中小飲食店は対象に含まれていません。ただし「順次拡大予定」とされているため、将来的な対象拡大の可能性は否定できません。中小飲食店においては、引き続き手数料35%(税込38.5%)を考慮した値付けが有効な戦略ですが、業界全体の「同価格化」の流れを注視することが重要です。

出典:Uber Eats Japan公式プレスリリース(2026年3月19日)

導入フロー・審査・サポート体制の比較

審査期間・営業開始までの目安

  • ロケットナウ:審査通過まで最短5日程度、営業開始まで申込から約1ヶ月が目安。
  • Uber Eats:審査通過まで最短5日程度。両サービスとも審査スピードは同水準。

実際の出店サポート経験によると、Uber Eats の審査担当者とのやり取りはメールおよび電話で比較的スムーズに進むケースが多く、飲食店営業許可証やメニュー表の提出を早めに準備することが審査期間短縮のポイントです。書類の提出が遅れると、それに比例して審査期間も延びる傾向があります。

登録手続きの複雑さ

ロケットナウの登録時のストレス・複雑さは他のフードデリバリーサービスと同程度で、特別な落とし穴はありません。Uber Eats(ウーバーイーツ)や出前館と同様の流れで手続きを進められます。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の加盟店登録の詳細な手順については、Uber Eats(ウーバーイーツ)加盟店の登録方法・費用・必要書類を徹底解説をご参照ください。

食品衛生責任者の資格について

フードデリバリーへの出店には、食品衛生責任者の資格が必要です。資格取得費用は12,000円(税込)で、1日の講習で取得できます。まだ取得していない場合は早めに準備しておきましょう。

プロモーション機能・広告の活用

Uber Eats(ウーバーイーツ)では、店舗側がプロモーション広告機能を活用することでアプリ内の表示順位を上位に引き上げることができます。実際の活用経験によると、広告費用に対して売上が1.5倍から最大3倍近くになることもある(ROASで約300%程度)とのことです。新規出店直後の集客ブーストが切れた後や、特定の時間帯の注文を強化したい場合に効果を実感しやすい傾向があります。

売上入金サイクル・精算方法の違い

  • ロケットナウ:毎週入金、振込手数料無料
  • Uber Eats:毎週入金、振込手数料無料

両サービスともに売上は毎週入金されます。実際に Uber Eats に出店した経験では、「入金サイクルが週単位で安定しているため、キャッシュフロー面で大きな問題が生じたことはなく、仕入れや運転資金の管理も比較的シンプルに行うことができる」という声があります。週次入金はフードデリバリーの業界標準となっており、この点では両サービスに差はありません。

ロケットナウが向いている飲食店の特徴

以下に当てはまる飲食店には、ロケットナウへの出店が特に向いています。

  • まずは低コスト・低リスクでフードデリバリーを試したい店舗:1品から出店でき、タブレット無料・写真撮影無料・キャンペーン期間中は手数料ほぼゼロで始められる。
  • 営業時間が不規則・短時間営業の店舗:営業時間の縛りがなく、自店舗のペースに合わせた運営が可能。
  • 注文者の送料負担を下げて競争力を高めたい店舗:注文者の配送料・サービス料がゼロのため、注文者にとってのコストパフォーマンスが高い。
  • 地域密着型で半径5km圏内の顧客を大切にしたい店舗:地元ユーザーへの訴求力が高い。
  • Uber Eats との複数プラットフォーム併用を考えている店舗:アイドルタイムの解消と収益源の分散が実現できる。

Uber Eats が向いている飲食店の特徴

以下に当てはまる飲食店には、Uber Eats(ウーバーイーツ)への出店が特に向いています。

  • とにかく注文数・注文頻度を最大化したい店舗:利用ユーザー数No.1の圧倒的知名度により、注文が入りやすい環境がある。
  • 単身・一人暮らし層をターゲットにしている店舗:単身ユーザーの利用が多く、ターゲット層との相性が高い。
  • 配達エリアを広く確保したい店舗:半径8kmと4社中最大の配達距離で、広範囲からの注文獲得が見込める。
  • 15種類以上のメニューラインナップがある店舗:登録商品数の条件(15商品以上)を満たせる店舗であれば出店申請がスムーズ。
  • プロモーション広告を活用して積極的に集客したい店舗:広告機能を使えばROAS300%程度の効果が期待できる場面もある。

よくある質問(FAQ)

ロケットナウと Uber Eats の手数料はどちらが安いですか?

通常時の店舗側手数料は、ロケットナウ・Uber Eats ともに税抜35%(税込38.5%)で同率です。ただし、ロケットナウには新規出店キャンペーンがあり、最初の3ヶ月間は手数料合計3%(オプション1)、または6ヶ月間は合計30%(オプション2)で利用できます。キャンペーン期間中はロケットナウのほうがコストを大幅に抑えられます。

ロケットナウに出店するにはどうすればよいですか?

ロケットナウの公式サイトから出店申請を行います。審査通過まで最短5日程度、営業開始まで申込から約1ヶ月が目安です。必要書類(飲食店営業許可証など)を早めに準備しておくと手続きがスムーズです。詳しくはロケットナウ出店の費用・手数料・登録方法を徹底解説をご確認ください。

ロケットナウと Uber Eats の対応エリアに違いはありますか?

配達距離はロケットナウが半径5km、Uber Eats が半径8kmです。サービス展開エリアの広さでは Uber Eats が全国的に広く、ロケットナウはまだ拡大中のフェーズです。出店前に自店舗の所在地がロケットナウのサービスエリア内かどうかを確認することをおすすめします。

小規模な飲食店でも Uber Eats に出店できますか?

可能ですが、Uber Eats は15商品以上の登録週4日以上・1日3時間以上の営業が条件です。商品数やメニューが少ない立ち上げ期の店舗には、1商品から出店できるロケットナウのほうが参入しやすい場合があります。

ロケットナウの初期費用・月額費用はいくらですか?

新規出店キャンペーン期間中は初期費用は基本的にかかりません。タブレットは無料レンタル、メニュー写真の撮影も15品まで無料、振込手数料も無料です。月額固定費も発生しません。キャンペーン終了後は売上の35%(税抜)が手数料として差し引かれます。

Uber Eats の飲食店向け手数料は何%ですか?

2026年6月時点で、Uber Eats(ウーバーイーツ)の飲食店向け手数料は税抜35%(税込38.5%)です。たとえば100万円の売上に対しては、38.5万円が手数料として差し引かれます。

ロケットナウと Uber Eats を同時に利用することはできますか?

できます。複数のプラットフォームを併用することで、各サービスのユーザー層にリーチしつつ、アイドルタイムの解消や収益源の分散が可能になります。実際に複数サービスへの同時出店は多くの飲食店で実践されており、推奨される戦略です。

ロケットナウは注文者の送料が無料とは本当ですか?

本当です。ロケットナウは配送料・サービス料がゼロで、注文者は商品代金のみを支払います。他社フードデリバリーと比較して注文者の総支払額が最も安くなる構造です。

売上の入金サイクルはロケットナウと Uber Eats でどう違いますか?

どちらも毎週入金で、振込手数料は無料です。週次入金のため、仕入れや運転資金の管理がしやすく、キャッシュフロー面での安心感があります。

ロケットナウはまだ Uber Eats より知名度が低いですが集客できますか?

知名度の面では Uber Eats に及ばない点は正直なところです。ただし、ロケットナウは注文者の送料・サービス料がゼロであるため、コストを重視するユーザーに選ばれやすい強みがあります。また、新規出店キャンペーン中の低手数料期間を活用して Uber Eats と並行出店することで、集客力を補完しながらコストを抑えた運営が可能です。

まとめ:どちらに出店すべきか判断チェックリスト

結論として、注文数・集客力を最優先にするなら Uber Eats(ウーバーイーツ)が適しており、出店コストを抑えつつ注文者にとって安価な環境を提供したいならロケットナウが向いています。

以下のチェックリストで、自店舗に合った選択肢を確認してください。

ロケットナウを選ぶべき店舗

  • □ フードデリバリーをまず低コスト・低リスクで試してみたい
  • □ 商品数がまだ少ない(1〜14品)
  • □ 営業時間が不規則または短時間
  • □ 注文者の送料ゼロで差別化したい
  • □ タブレット・撮影費用をかけたくない
  • □ Uber Eats との併用で収益源を分散させたい

Uber Eats を選ぶべき店舗

  • □ とにかく注文数・売上を最大化したい
  • □ 単身・一人暮らし層をターゲットにしている
  • □ 15商品以上のメニューラインナップがある
  • □ 配達エリアを広く(半径8km)確保したい
  • □ プロモーション広告を積極的に活用したい
  • □ 全国区の知名度を活かした集客をしたい

手数料率は両サービスとも税抜35%(税込38.5%)で横並びですが、初期コスト・注文者負担・配達エリア・参入ハードルにはそれぞれ明確な違いがあります。自店舗のターゲット客層・立地・現在の商品ラインナップを踏まえ、最適なサービスを選択するか、あるいは両サービスの強みを活かした複数プラットフォームの併用も積極的に検討してみてください。

フードデリバリー出店のご相談・サポートについて

ロケットナウや Uber Eats(ウーバーイーツ)への出店をご検討中の飲食店オーナー様へ。どのサービスが自店舗に合っているか迷っている方、登録手続きを効率よく進めたい方は、お気軽にご相談ください。

出店申請のサポートから、手数料を踏まえたメニュー価格設定のアドバイス、プロモーション活用まで、フードデリバリー出店に関する幅広いサポートを提供しています。

まずは上記の各詳細解説記事をご覧いただき、ご不明点がございましたらお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。出店準備から営業開始後のフォローまで、丁寧にサポートいたします。

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この記事を書いた人

当メディアの運営責任者。これまで累計1,600店舗を超える飲食店の経営支援に携わり、フードデリバリー出店や助成金活用を中心に幅広いサポート実績を持つ。さらに、東京都内での飲食店共同経営経験を活かし、現場視点と経営ノウハウを両立した情報発信を行っている。飲食店経営者にとって実務に役立つ専門的な知識と、信頼できる一次情報を届けることを使命としている。

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